覚えておきたい出産までの流れとは?

胎児の性別は10週目でわかる

初めての妊娠・出産に不安を抱えていませんか?出産までの流れがわかると、慌てることなく安心して出産の日を迎えることができます。赤ちゃんが誕生するその日を安心して迎えられるように、妊娠から産後の流れについて詳しくご紹介しています。

胎児の性別は10週目でわかる

妊娠から出産までの流れ|NIPT(新型出生前診断)はいつ頃受けられるの?

初めての妊娠では、「いつ婦人科を受診したらいいのか」「どの時期に何を準備しておけばいいのか」など、わからないことがたくさんありますよね。
妊娠周期ごとに、婦人科への受診時期・準備しておくこと・注意点などの目安をまとめましたので、参考にしてみてください。

妊娠初期

妊娠 4~11週目

・妊娠5~6週目頃に婦人科を受診

・NIPT検査は10週目~15週目まで検査可能

妊娠 12~15週目

・妊娠届出書を提出して、母子手帳をもらう

・妊婦検診スタート(4週間に1回)

※妊娠初期のうちに出産場所を選んでおくと安心です!

妊娠中期

妊娠 16~19週目

安定期

妊娠 20~23週目

・この時期までは4週間に1回の妊婦検診を推奨

・両親学級参加時期

妊娠 24~27週目

・この時期から妊娠35週目まで、2週間に1回の妊婦検診を推奨

・お腹の張りに注意する時期(早産予防)

妊娠後期

妊娠 28~35週目

・子宮が大きくなり、食欲不振や胃のムカつきなどを感じる時期

・妊娠高血圧症候群の発症が多い時期

妊娠 36~40週目

この時期からは1週間に1回の妊婦検診を推奨
※入院などの準備を完了しておくと安心です!

出産

出産までの流れについては後ほど詳しくご紹介していきます。

NIPT(新型出生前診断)でわかること

NIPT検査では、妊娠10週目~15週目の間に、採血(10ml)によって胎児の疾患を調べることができます。母体に負担がかからないので、流産のリスクの少ない安全な検査方法です。

13トリソミー(パトウ症候群)

身体的特徴:「成長障害」「呼吸障害・摂食障害」
合併症:「口唇口蓋裂」「多指趾症」「眼の病気」「心疾患(80%)」「全前脳胞症」といった、脳や臓器に障害を抱えることがあります。

18トリソミー(エドワーズ症候群)

身体的特徴:「成長障害」「呼吸障害」「摂食障害」「知的障害」
合併症:「心疾患(90%)」「消化管奇形」「口唇口蓋裂」「関節拘縮」といった、脳や心臓などに複数の障害を抱えることがあります。

21トリソミー(ダウン症候群)

身体的特徴:「成長障害」「筋肉の緊張低下」「特徴的顔貌」
合併症:「甲状腺疾患」「耳鼻科疾患」「眼科的疾患」といった、臓器に障害を抱えることがあります。
日本医学会・日本産婦人科学会の認可施設では、上記トリソミーの項目のみですが、無認可施設の場合は、上記トリソミーの他に【性染色体疾患】【微小欠失症候群】【性別判定】についても検査することができます。疾患の詳細については以下の通りです。

<性染色体疾患>

症候群

症状

発生率

クラインフェルター症候群

・第二次性徴の発達不良

・乳房発達

・手足が大きく下肢が長い

・睾丸が小さく無精子症

1/1000人(男児)

ターナー症候群

・リンパ浮腫

・外反肘や翼状頸

・低身長

・性成熟遅延

・無月経

1/2500人(女児)

XXX症候群

・知能が若干低い

・言語能力に問題

・月経不順や不妊症

1/1000人(女児)

XYY症候群

・背が高い

・言語能力に問題

・学習障害

・注意欠如

・多動症

1/1000人(男児)

参考資料:MSDマニュアル

<微小欠失症候群>

症候群

症状

1p36欠失症候群

成長障害、重度精神発達遅滞、難治性てんかんなど

4p欠失症候群

重度の精神発達の遅れ、成長障害、難治性てんかん、多発形態異常など

5p欠失症候群

低出生体重、成長障害、顔貌所見や筋緊張低下、精神運動発達の遅れなど

15q11.2欠失症候群

筋緊張低下、色素低下、外性器低形成など

アンジェルマン症候群 

重度の精神発達の遅れ、てんかん、失調性運動障害、行動異常、睡眠障害、低色素症、特徴的な顔貌など

22q11.2欠失症候群 ディ・ジョージ症候群

先天性心疾患、精神発達遅延、特徴的顔貌、免疫低下、口蓋裂・軟口蓋閉鎖不全、鼻声、低カルシウム血症など

参考資料:MSDマニュアル

出産になるまでの流れ|お産のサインとは?

妊娠40週目を過ぎると出産間近。まずは、分娩になるまでの流れを確認していきましょう。

  1. お産のサインがあったらかかりつけの産科に電話
    ※事前に入院の準備をしておくと安心です。
  2. 血圧などの各種検査を受ける
  3. 分娩第1期:子宮口が開くのを待つ(陣痛)
  4. 分娩第2期:出産

それでは、それぞれについて詳しく説明していきます。

お産のサイン

お産のサインには大きく分けて3種類あります。「サインがわからない」という場合は、迷わずかかりつけの産婦人科に連絡をしてくださいね。

おしるし

血液の混じった、粘り気のあるおりものが「おしるし」です。数日~1週間以内に陣痛が始まる予兆のようなものなので、あわてて産院に連絡をする必要はありません。ただし、大量の出血や強い痛みがある場合はすぐに連絡をしてください。

陣痛

子宮が、収縮したり休んだりをくり返します。初めは間隔が不規則で、痛みもそこでまでではありません。しだいに陣痛の間隔が規則的になり、10分間隔になってきたら産院へ連絡をしてください。

前期破水

一般的には陣痛が始まってから破水が起こるのですが、先に破水することもあります。破水すると、赤ちゃんに細菌感染する可能性が高くなるので、すぐに産院へ連絡をしてください。*2

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入院前に準備しておくもの

いつ入院になるのかわからないので、元気な時に準備しておくことをおすすめします。

  • 母子手帳
  • 産後用ショーツ(産褥ショーツ)
  • お産用パッド(産褥ナプキン)
  • 授乳用ブラジャー
  • タオル・バスタオル
  • ティッシュ
  • 洗顔用品
  • スリッパ
  • コンタクト・眼鏡
  • スマホ・充電器
  • 退院着(母子)

産院で購入できるものや、借りられるものもあるので、事前に確認しておくと安心ですね。
その他に、必須ではありませんが『便利だったもの』もご紹介します。

  • ストロー付ペットボトルキャップ
  • テニスボール(いきみ逃し用)
  • クッション(授乳用・円座)
  • おやつ
  • カーディガン
  • エチケット袋
  • 着圧ソックス
  • メイク道具
  • カメラ

陣痛中は水分をとることさえも大変なので、横になりながらでも飲むことができる、ストロー付ペットボトルキャップはとても便利でした。
入院中に足りないものがあると不便なので、出産後のことまで考えて準備しておきましょう。

陣痛開始から子宮口が開くまでの時間

出産が始まるのは、子宮口が10cmまで広がってからになります。

子宮口のサイズ

陣痛の間隔

継続時間

痛みの感覚

~2.5cm

10分おき

9~10時間

ズキズキ

2.5~4cm

3分おき

2~3時間

締め付けられる

4~8cm

2分30秒おき

1~2時間

締め付けられる

9~10cm

2分おき

1~2時間

引っ張られる

*3*4

陣痛が始まってから出産までにかかる平均時間は、初産婦では10〜12時間・経産婦では4〜6時間くらいが目安です。

出産から後陣痛までの流れ|どれくらいの時間がかかるの?

子宮口が全開になったら出産になります。出産から産後の後陣痛までの流れを確認していきましょう。

  1. 分娩第2期:赤ちゃん誕生
  2. 分娩第3期:胎盤が出る
  3. 子宮が元の大きさに戻る(後陣痛)

それでは、それぞれについて詳しく説明していきます。

赤ちゃん誕生までの流れ

子宮口が全開になると、自然といきんで赤ちゃんを出そうとします。陣痛の収縮に合わせていきむので、無痛分娩の場合は、いきむタイミングを教えてもらって出産に挑みます。
分娩の平均所要時間は、初産婦で1〜2時間・経産婦で30分〜1時間程度ですが、数分で出産する方もいます。

胎盤が出てから後陣痛までの流れ

出産後、数分後に軽い陣痛が起こって、5~10分で胎盤が出てきます。その後、子宮が元の大きさに戻ろうと子宮収縮(後陣痛)が始まり、数日間続きます。
産後1日目がピークの方が多いのですが、数日後も痛みがひどい場合は医師に相談してください。

出産後から退院までの期間|退院後の過ごし方とは?

出産では体力を激しく消耗します。どんな状態で退院するのか不安を抱えている方もいるかと思いますので、退院までの期間や、退院後の過ごし方についても確認していきましょう。

退院までの期間

退院するまでの期間の目安は、出産方法により異なります。

経腟分娩

6日前後

帝王切開

7日前後

産後の検査などで入院が長引く場合もありますが、基本的には1週間前後で退院となります。*5

退院後の過ごし方

産後は、心身ともに回復するまでに時間が大切です。産後は以下の症状に注意が必要です。

  • 貧血
  • ホルモンバランスの乱れ(産後3~10日前後)
  • 授乳による栄養不足

子宮の回復には約6週間の期間が必要となり、妊娠前の状態に戻るには2~4ヵ月の時間を要します。まずは、赤ちゃんのお世話とご自身の体調の回復に集中してくださいね。
産後6~8週の産褥期は、赤ちゃんとの時間を大切に、ゆっくりと過ごしてみてください。

参考文献

  • *1「妊婦検診」ー厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken13/dl/02.pdf
  • *1 参考資料:厚生労働省「妊婦検診」https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/boshi-hoken13/dl/02.pdf

  • *2「出産当日。そのとき、 何が起こるの ?」ー国立成育医療研究センターhttps://www.ncchd.go.jp/hospital/pregnancy/bunben/img/guide_04.pdf
  • *3「分娩開始から赤ちゃんが産まれるまで」ー国立成育医療研究センターhttps://www.ncchd.go.jp/hospital/pregnancy/bunben/img/guide_05.pdf
  • *4「分娩進行 に伴 う産痛の性質」ー日本助産学会https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjam1987/7/1/7_1_21/_pdf
  • *5「入院中のスケジュール」ー国立成育医療研究センターhttps://www.ncchd.go.jp/hospital/pregnancy/nyuin/nyuin_schedule.html

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