気になる赤ちゃんの性別について、わかるまでドキドキですね。ママになる皆さんはどっちがいいと思っているのでしょうか?女の子が良いと思う理由、男の子が良いと思う理由赤ちゃんの性別の希望について掘り下げてみました。
目次
気になる赤ちゃんの性別は?
初めての妊娠のママも、二人目、三人目の妊娠のママも、お腹の子は「男の子がいいな」とか「女の子がいいな」と思い描いているのではないでしょうか。
ママのお腹をポンポンと元気よく蹴りながら動く赤ちゃんの性別はどちらでしょうか?
今は、お腹の赤ちゃんの性別を教えてくれる病院が多くなってきましたが、あえて出産までのお楽しみにして性別を聞かずに過ごされる方もいると思います。そうなると、どちらの赤ちゃんなのか、生まれるまでドキドキで、生まれた瞬間はより感動的かもしれませんね。
今回は先輩ママたちの意見も聞きながら、赤ちゃんの性別の希望について掘り下げてみました。

子どもを一人だけ持てるとしたら、男の子、女の子どっちが希望?
引用:http://honkawa2.sakura.ne.jp/2477.html(※1)
統計数理研究所が2013年に実施した「欲しい子どもは男の子?それとも女の子?」という問に対する回答結果では、以前は男の子の方が良いとする人が多かったのですが、1993年頃から20年間、女の子を望む人が多くなったという変化が起きていることが分かります。
また、サンケイリビング新聞社が2018年4月に実施した、生まれてくる赤ちゃんの性別の希望についてのアンケートでも、プレママも先輩ママも「女の子がいい!」という意見が多数見られました。(※2)
統計数理研究所の調査結果と照らし合わせてみると、ここ25年間も女の子を希望するママやパパが多くなっていることが顕著です。
女の子を希望するのは日本だけの傾向?!
引用:http://honkawa2.sakura.ne.jp/2477.html(※1)
「女の子の方がいい」と考える人が多いのは、日本だけの傾向なのでしょうか。ちなみに、東アジア4カ国に質問した調査の結果データによると、韓国、台湾、中国ではいずれも「男の子がいい」という意見が多く、特に中国では、女の子を望む人は男の子を望む人の半数以下という結果でした。
日本だけでなく、他の3国も少子化が進んでいますが、日本とのこの顕著な結果の差はどこにあるのでしょうか。中国では、後継ぎになる男の子を希望する家庭が多く、実際に「産み分け」が横行していたので、若年層では男性の数が女性をはるかに上回っています。一方、日本ではまだ産み分けの状況がなかったことが関係している可能性も高いと推測されます。(※3)

また、ひと昔前の日本では、「家を継がせたい」と男の子を待望する家庭がとても多かったのですが、時代は変わり、跡継ぎという考え方が次第に薄れてきたことから、男の子にそれほど執着しなくなってきたことも関係しているのかもしれません。
女の子が良いと思う理由とは?
ネット上にも、「男の子がいいか、女の子がいいか?」について、さまざまな意見が寄せられていますので、以下にまとめてみました。あなたは女の子派ですか?それとも男の子派ですか?
- 可愛い洋服を着せるのが楽しい
- 女の子は育てやすいと聞いているから
- 息子は結婚すると疎遠になりそうだけれど、娘は何かと家に戻ってきそう
- 娘が大きくなったら、友だちのような関係になることに憧れる
- 女の子なら一緒に買い物したり、ランチをしたりできる
- 「男の子を育てるには体力がいる!」と友達から聞いていたから
- 女に生まれた方が楽しい一生を送れるから
- 娘の孫なら心置きなく遊んだり、世話したりできる
- 将来子どもに世話をしてもらうようになったとき、女の子の方が頼りになる
男の子が良いと思う理由とは?
男の子派の意見もまとめてみました。
- 女の子より手がかかるけれど、その分可愛い
- 小さいうちは、息子は恋人のような存在
- 主人がアウトドア派なので、付き合ってあげるには男の子がいい
男の子が欲しいと思うのは、女性よりもむしろ男性に多く見られます。
男性の意見を挙げると、
- 一緒にキャッチボールなどをしたい
- 家でも外でも一緒に遊べる
- 自分が果たせなかったことを息子にさせたい
- 息子は家族の中で同志という感じがする
- 将来、自分の仕事を継いでくれるかもしれない
いかがでしょうか。男の子を持つのと女の子を持つのとでは、将来まで見据えると、いろいろ違いが出てくるようですね。しかし、親にとっては、我が子であればどちらも可愛いのが本音かもしれません。
ちなみに、筆者は男の子と女の子、両方の子育てを経験しましたが、今振り返ると、子育てが楽だったのは娘の方でした。男の子も女の子も、どちらも思春期になると、一般的には反抗期があります。男の子の場合、個人差はあると思いますが、それは凄まじいものでした。反抗期は成長の一過程だと思って、嵐が過ぎ去るのを待つしかないと諦めモードでした。女の子の反抗期は、男の子のそれと比べると、言葉だけの反抗が多いので、我慢の範囲内でした。
厄介な反抗期ですが、その時期がいつの間にか過ぎた頃、息子も娘もとっても素直になっていて、ホッとしたものです。
赤ちゃんの性別はいつ頃わかる?
赤ちゃんの性別は、エコー検査で判別できます。エコー検査は、妊婦健診にも利用されていますが、超音波による検査方法です。ママのお腹に専用機器で超音波を発信すると、その反射信号が画像に変換されます。放射線被爆の心配がない、安全性の高い検査方法です。
しかし、妊娠初期にエコー検査で判別するには、赤ちゃんがまだ小さすぎます。判別しやすくなる時期は、妊娠20~22週目です。ただし、赤ちゃんの向きよってはうまく映らない場合もありますが、何回かエコー検査を受けるうちに、はっきりと見えてきますよ。
性別がわかると、あらためて「母親になるんだ!」と実感でき、気持ちが引き締まると同時に、エコー画像に映る我が子の可愛い姿を見ると、ますます愛おしく思うことでしょう。
妊娠10週から検査できるNIPTで性別判定もできる
ここでは、妊娠10週から検査できるNIPTについてご紹介します。
NIPT(二プト)は、妊婦さんの血液から胎児のDNAを検出することで、染色体の病気を調べる検査です。これまでは、出生前診断として、絨毛検査や羊水検査などが行われてきましたが、最近になって母体の血液中に赤ちゃんの染色体のかけら(cell free DNA)が流れていることが分かりました。通常、染色体とは細胞の中に存在しますが、このcell free DNAは細胞内にはなく、母体の血液中を巡っているのです。NIPTはこのわずかの胎児のDNAを分析して染色体の病気を調べられるため、注目されています。

これまでの確定的検査であった絨毛検査や羊水検査は、妊婦さんのお腹を刺すため、流産のリスクがあり、妊婦さんにとって大きな負担を与えるものでした。NIPTは血液採取のみの検査ですので、母体への負担や感染症のリスクが少ないのが特徴です。
病気と関係ないのでおまけですが、NIPTでは性別判定も可能です。エコー検査では胎児の性別を判別できるのは、一般的には妊娠20週頃ですが、NIPTでは妊娠10週から判定が可能です。赤ちゃんの性別を早く知りたいという方は、染色体異常の検査と合わせて性別判定ができるNIPTを受けてみてはいかがでしょうか。
妊娠・出産は人生で結婚の次に続くワクワクするライフイベントです。可愛い赤ちゃんに会える日が待ち遠しいですね。
親にしてみると、男の子、女の子でも我が子は可愛いのが本音ですが、子どもの性別への希望や、「男の子なら、こんな風に育てたい」、「女の子なら、将来一緒に買い物に行けるので楽しそう…」など、いろいろ夢を描くのは、妊娠中の楽しみでもあります。
男の子が生まれても女の子が生まれても、子どもとしっかりと信頼関係を築いて、子どもが自活できるように導いてあげることが親の務めはではないでしょうか。それまでは、子育てを思いっきり楽しみましょう!
出展資料
※1:http://honkawa2.sakura.ne.jp/2477.html
※2:https://mrs.living.jp/docchi/article/3019715/comments
※3:https://www.nikkei.com/article/DGXKZO37610290Q8A111C1EA2000/
気になる赤ちゃんの性別について、わかるまでドキドキですね。ママになる皆さんはどっちがいいと思っているのでしょうか?女の子が良いと思う理由、男の子が良いと思う理由赤ちゃんの性別の希望について掘り下げてみました。
記事の監修者

白男川 邦彦先生
ヒロクリニック名古屋駅前院 院長
日本産婦人科学会専門医
産婦人科専門医として40年近くにわたる豊富な経験を持ち、多くの妊婦さんとかかわる。
現在はヒロクリニック名古屋駅前院の院長としてNIPTの検査担当医を行う一方、全国のヒロクリニック各院からのオンラインで妊婦さんの相談にも乗っている。
経歴
1982年 愛知医科大学付属病院
1987年 鹿児島大学附属病院 産婦人科
1993年 白男川クリニック 院長
2011年 かば記念病院
2019年 岡本石井病院
2020年 ヒロクリニック名古屋駅前院 院長