切迫流産って何?切迫流産と他の流産との違い、原因、兆候、予防を

切迫流産は、流産になりかけている状態であり、進行してしまうと流産になってしまいます。切迫流産になる原因は、様々なものがありますがストレスと過度の運動は身体に負荷を与え、出血や腹痛の症状が現れますので、産婦人科に受診が必要です。

妊娠したら15週目までに
NIPTを検討しましょう

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はじめに

妊娠して束の間、「流産」という言葉を聞いて不安になりますよね。

流産の心配だけでなく、「新型出生前診断(NIPT)」と言う遺伝子検査を利用して、体を傷つけずに赤ちゃんの染色体に異常があるかどうかを確認する方もいます。

流産をしたくないのは当然で、出来るだけ流産のリスクを減らしたいと思いますし、流産にならない為にはどうすればいいのか知りたい人もいると思います。

ここでは、「切迫流産」についての原因、兆候、予防を解説していきます。

切迫流産とは?

切迫流産は、流産はしていないが流産になりかけている状態と定義されています。

この症状は、何によるものなのか判断が難しいと言われています。

しかし、90-95%くらいの確率で無事に治り、赤ちゃんが助かる事が多いです。

妊娠7週目で切迫流産だと診断されたが妊娠10週目で陣痛が来たお母さんもいます。

切迫流産の原因

原因は様々なものがあります。

妊娠12週未満で流産になった場合は、胎児の染色体異常や遺伝性疾患などが原因とされています。

妊娠12週〜22週で流産になった場合は、出血・感染・子宮に問題があって起こります。

切迫流産の症状

主な自覚症状は、出血と腹痛であり20%は妊娠初期に少量の出血が見られる方が多いです。

子宮内膜の血管が細かったり、絨毛膜に血が溜まっていたり、胎盤の位置によって出血しやすいですが、妊娠12週までには止まるとされています。

しかし、いつまでも出血が止まらない場合、出血を繰り返す場合、または出血量が多い場合は、切迫流産の可能性があるため、産婦人科を受診してください。

また、妊娠中期では出血が無くても、強い腹痛がある場合もあるので注意してください。

腹痛がどんな痛みかと言うと、お腹が重くて張っているような感じの痛みがします。

1時間に3回以上お腹の張りを感じる妊娠30週未満の人、または1時間に5回以上感じる妊娠30週以降の人は、すぐに受診してください。

切迫流産と診断された場合は?

もし、切迫流産と診断された場合は、手術や治療法はなく自宅で2週から3週間程度安静にする対処となります。

「切迫流産に安静療法が適切な治療である」というエビデンスはないみたいです。

しかし、安静にしなかった場合は、流産の確率を上げてしまい、精神的な負担もあるので、無理して働かない事をおすすめします。

お母さんの身体に問題がある場合は、子宮収縮抑制剤の治療法があります。

切迫早産とは?

切迫早産とは、「妊娠22週は過ぎているが37週に満たない時期に出産しそうになっている状態」を指します。

つまり、早産になりかけている状態のことを表します。

子宮の問題、ストレスの多い環境、感染症が主な原因となります。

また、妊娠の経過に問題がなければ、出血は認められないので、もし出血を確認した場合は子宮口が開いてきているのが原因なので注意が必要となります。

そもそも流産って何?

まず、「流産」という言葉は、妊娠による生成物の自然な喪失と言う意味があります。

流産の医学的に定義としては、「妊娠22週より前に妊娠が終わる事すべてを流産」と記載されており、妊娠22週より前と期間が書かれています。

簡単に言うと、妊娠したが妊娠の早期に赤ちゃんが亡くなってしまう事です。

ほとんどの流産は、5週から11週の間で起こる事が多いです。

5週以前の流産は、出血量が少なく、生理が遅れるので自覚しにくい事があります。

死産と流産の違い

流産は、妊娠22週未満で赤ちゃんが外へ出てしまう状態であり、死産は、胎児が子宮外で生存できる時期(22週以降)に達してから、死んだ胎児が娩出されることをいいます。

ただし厚生労働省は、妊娠12週以降に死亡した胎児を娩出することと定義しています。

生理と流産の違い

妊娠4週目の出血は、生理の日と重なって区別が困難です。 

そのため、血液の色、出血した量、その期間、疼痛をチェックします。

 流産の原因 

原因としては、赤ちゃん自体の染色体等に異常がある事であり、早期に起こった流産の原因で最も多いです。

これは、妊娠初期のお母さんが過度な運動や仕事によって起こる事はほとんどありません。

流産の分類

流産と言っても、種類が沢山あり病態も違いがありますので、5つに分けて説明します。

自然流産

これは、妊娠22週より前に起きる流産のうちの人工流産ではないものを全ていい、何らかの原因で赤ちゃんが子宮内で亡くなり自然に身体から出されます。

流産の進行段階と症状によって「完全流産」「進行流産」「稽留流産」「切迫流産」に分けられます。

原因

これは、妊娠初期(妊娠15週まで)に多く見られる流産です。

妊娠初期では、胚の染色体異常で妊娠がストップする確率が60〜70%もあります。

自然流産の原因を見つける事は難しいと言われていますが、よくある原因としては、単発性の自然流産を引き起こす特定のウイルスや散発性の流産を引き起こす疾患があります。

免疫異常、重度の外傷、子宮に異常がある(子宮筋腫など)なども原因として挙げられます。

兆候

兆候としては、痙攣性の骨盤痛(腹痛・腹部のハリ)、子宮内の組織の排出、出血があります。

受精卵が着床する位置や状態に問題があると出血が止まらなくなり、卵膜の一部である絨毛膜の外側に血の塊が溜まって出血する事もあります。

生理の量が増えたり、いつもと違った匂いがしたりする場合は注意して下さい。

また、骨盤痛は人によって痛みの感じ方が様々ですので、痛みが出ない人もいます。

完全流産

これは、自然流産した際に子宮の内容物(胎児や組織のすべて)が自然に出てしまった状態の事を言い、妊娠初期によく見られます。

原因

原因としては、多くが胎児自体の染色体異常や夫婦間の遺伝子の相性が悪いなどが原因となっています。

他には、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮の形成異常などもあり、母体自体にも原因があるとされています。

また、ストレスや転倒・事故などの外傷なども原因として考えられます。

兆候

兆候としては、妊娠が発覚しているにも関わらず、急に出血が起こり徐々にその出血用も増加していきます。

出血とともに、子宮内膜と卵胞も一緒に排出されるので、急な腹痛も伴う事が多く、すべてを排出し終えると、それらの症状は治っていく事が多いです。

進行流産

子宮収縮を伴う出血を認め、至急内容物が外に出てきている状態です。完全流産と不全流産に分けられます。

原因

受精卵の染色体異常や先天性の異常ある事が最も多い原因で、受精卵に異常があると正常に胎芽が成長できないため、妊娠が停止してしまいます。

そのため、妊娠中に何かをした、しないに関わらず起こってしまうため、止める事はできません。

また、お母さんの年齢が高ければ高いほど確率が高くなると言われています。

兆候

妊娠早期は、少量の出血であり、お腹の痛みは強くありませんが、妊娠週数が進むにつれて痛みも出血の量も増加します。

稽留流産

稽留流産(繁留流産)は、胎児の成長や心拍が止まってしまったものの、その付属物と共に子宮内にとどまったままの状態の事を言います。

そのため、自覚症状のない流産となっています。

この流産が起こりやすいのは、妊娠11週以内の妊娠早期で多く起こっており、確率は15%とされています。

治療として、入院して手術する場合と自然排出を待つ場合があります。

原因

一番多い原因は、受精卵の染色体異常によるものなのですが、他にもストレスが原因として可能性があります。

兆候

出血またはお腹の疼痛などの認識がなく、検査した時にみつかります。

そのため、お母さんの精神的な負担が大きいです。

化学流産

化学流産は、妊娠検査薬を使用して妊娠反応は出たが、超音波検査で妊娠が確認できる前の、妊娠早期に流産してしまった状態を言います。

原因

明確な原因は見つけられていませんが、受精卵の染色体異常によるものが多いですので、お母さんの行動によって起こる事ではありません。

症状

症状としては、無症状か出血する事が挙げられ、普段の生理と同じくらいの出血量です。

出血量が、生理と同等の量であるため、妊娠検査薬使わなければ妊娠と気づかず、月経と考えて過ごして放置している方が多いです。

切迫流産を防ぐためには何をしたらいいの?

妊娠初期の流産の多くは防ぐ事が難しいですが、なるべくストレスのない環境で生活しましょう。

お母さんが、妊娠初期で感染症にかかると流産しやすくなってしまうので、感染予防対策として手洗いとうがいは必ずして下さい。

流産を引き起こしてしまう行動として、「喫煙」「特定の薬物使用(コカインなど)」「アルコール」「大量のカフェイン」が挙げられます。

流産を防ぐためにも、これらの摂取を控えて下さい。

妊娠前に子宮検査をして、子宮筋腫や子宮内膜症などの検査を行って異常がないかを確認しましょう。

まとめ

切迫流産と言う言葉を聞いただけでも、心配になるかもしれません。

ただ、切迫流産になったからといって、必ず流産へと移行するわけではないので、自覚症状を感じた際は、必ず産婦人科に受診して診察してもらって下さい。

また、流産の心配がなくなった方は、赤ちゃんの染色体に異常があるかどうかを確認するために新型出生前診断(NIPT)を受けて赤ちゃんの状態を知っておくのも良いでしょう。

【参考文献】
流産・切迫流産
http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=4#:~:text=%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AB%E3%82%82%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8F%E3%82%89,%E3%80%8C%E6%B5%81%E7%94%A3%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

切迫流産は、流産になりかけている状態であり、進行してしまうと流産になってしまいます。切迫流産になる原因は、様々なものがありますがストレスと過度の運動は身体に負荷を与え、出血や腹痛の症状が現れますので、産婦人科に受診が必要です。

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